【特講3】理想的な店舗開業の恋話

そのブランド、お客さんと「両想い」?
〜ブランドクリエイターUche(ゆっち)より、理想的な「店舗開業」の恋話〜

 

これまで長い下積みを重ね、これから独立し自分のお店を持つ人。
会社の新規事業として初めてお店を持つ企業。
これら店舗開業に関わる全ての人、企業へUche(ゆっち)よりこのコンテンツを捧げます。

※Uche(ゆっち)では、店舗や商品・サービス、企業など全てのものを「ブランド」として捉えています。

お客さんから選ばれるための「ブランドコンセプト」

現在、飲食や美容などほとんどのマーケットがコモディティ化(価値同質化)しています。すなわち、色んなブランドが「有りすぎる」ということです。

 

「おなかすいたな〜」「気分転換に髪でも切りにいこうかな〜」などの「ファーストマインド」が発生した時、消費者たちは何を「基準」にブランドを選んでいるのか。

例えば飲食店の場合、「おなかすいたな〜」から
「今日は何を食べようかな?」→「和食・洋食・中華」→「今日は和食にしよう!」→「和食だと、あそこかあそこか…」

そう!ここにある「あそこかあそこか…」が非常に重要なポイントです。

 

A「安くてボリュームが多いガッツリ系の和食屋」
B「野菜を中心とした健康的な和食屋」
C「魚専門の昔ながらな和食屋」

 

など、人はブランドを選ぶ際、まずそのブランドの「コンセプト」をイメージしているのです。
すなわち「ブランドコンセプト」が明確かつ、独自的なものではないと本末転倒ということ。

私もこれまで色々なブランドに携わってきましたが、ほとんどが漠然としたイメージで、在り来たりな「コンセプト」を持ったまま店舗開業をする方々が非常に多かったです。
「別によくない?」「コンセプトなんて…」と思う人は、自分の目線で想像してみましょう。(「あそこかあそこか…」から)

 

A「安くてボリュームが多いガッツリ系の和食屋」
B「安くてボリュームが多いガッツリ系の和食屋」
C「安くてボリュームが多いガッツリ系の和食屋」

 

少し極端ではありますが、この3つのブランドたちから選ぶ時、あなたは何を「基準」にブランドを選びますか?
ほとんどの人が「(ボリュームによっての)価格感」「味が美味いかどうか」になると思います。

ただしかし、「味が美味いかどうか」は個人差がかなり大きいためあまり参考にはなりません。
そうなると、「(ボリュームによっての)価格感」、所謂「価格競争」になっているということです。商いをする上で最もさけたいことの一つではないでしょうか。

これをなるべく避け、お客さんから選ばれるために具体的なターゲットやポジショニングなどまずは「ブランドコンセプト」をきちんとデザインすることがとても重要です。

理想的な店舗開業は、「ブランドコンセプト」から立地や商品、デザインなど全てに繋げる
「ブランドコンセプト」の重要性は前述した通りで、ここからはそれをどうやってアウトプットしていくのかを記載します。
ここでより分かりやすくするために、和食屋ベースで「ターゲット」と「ブランドコンセプト」を設定します。

 

■ターゲット:「健康意識が高く、ランチは千円以内に抑えたい、カジュアルタイプの30代独身女性」
■ブランドコンセプト:「定食全て700円。一人でゆったり食す、野菜&魚専門のヘルシーな和食屋」

 

これを軸に例えばこのようなアウトプットをしていきます。

 

■価格:客単価700円以内でカジュアルに利用できる価格帯で設定
■商品:野菜&魚をメインとした定食
■立地:それほど家賃が高くなく、30代独身女性が多く常住しているエリア
■デザイン:ゆったり感のある「フレッシュ×和」のデザイン

 

いかがでしょうか?
このように、まずは具体的な「ターゲット」と「ブランドコンセプト」を立ててから、商品や物件、デザインへと繋げていく。この順番が我々が考える店舗開業における理想的な流れです。そうすることで、お客さんと「両想い」なブランドになりやすく、「選ばれる」可能性が高くなります。

 

 

急ぎ足での説明となりましたが、この店舗開業の「恋話」が少しでも何かのお役にたち、たくさんの「両想い」に繋がれば幸いです。

 

長々と最後までお付き合いいただきありがとうございました。