AFT2020

うるさい紙

音は本来、空気の振動が聴覚を刺激して認識するものである。
世界中の人間が、いや、人間に限らず聴覚の機能を持つ全てが共通して感じることができる。

五感というだけあって、
聴覚・視覚・嗅覚・触覚・味覚はそれぞれが独立した感覚であるはずだ。

聴覚で感じとったそれを、視覚情報として忠実に再現するにはどうしたらいいのか。

ふと、その研究の成果が「マンガ」なのではないかと思った。
あらゆる音を表現するための擬音語をチョイスし、それを単なる活字で表現するのではなく、直線・曲線を駆使して大胆かつ繊細に表現している。

日本のMangaは、世界中へ広がっており、これからもグローバル化が進むだろう。
ストーリーの面白さやイラストの細やかさ・コマ割りの構成などはさることながら、【聴覚から視覚への変換】という意味でマンガ文化が評価されているのならば、
世界中の人にとってこの紙が「うるさい」紙になる日もそう遠くない。