AFT2020

Scrap

「音」。
息をすることや好きな食事を摂ること、愛する人と体温を交わすことよりも一番に触れ合っ
ているこれの意味をご存知だろうか。
「物理的な影響により空気が振動し聞こえるもの」
これは多角的に優れたツールで、歴史を辿ればキリがないが、これほど分かりやすく時流
を感じさせるものはないであろう。
すなわち庶民的な言葉を使えば、「アナログ」から「デジタル」ということだ。
私もかつてはウォークマンのヘビーユーザーで、塾の行き来に自転車を片手運転しながら
自ら「音」を発信していたものだ。
しかし昨今想うことは、それまで自らが「選んでいた」それが、「選ばされている」のでは
ないかということだ。
汗水流して。まではいかずとも、熱量を消費しそれを狩に行っていたのが、現在では勝手
に届けてくれている。
「赤ちゃんが言葉を覚えるのに、勉強なんてしませんよね。」
と、毎朝耳タコなコピーみたく、それを使って何かに「洗脳」されるのではないか。と、
今回のアフトで想った。
どれだけ時代が進み技術が進歩しようとも、ある程度の熱量を発汗させ狩るそれが、「感じ、
考える余白」を与えてくれる気がする。

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