AFT2020

空海

曇り空の海で水平線を見ていると、空と海が反転して見えた。海が空で、空が海。
そう考えて海を眺めていると体感的に無重力状態の宇宙から地球を眺めている感覚を覚えた。
球体の底を俯瞰して宇宙から見ているような不思議な錯覚。海の重さと空気の軽やかさが入れ替わり、雲の流れと波の満ち引きが入れ替わる。
不変的の事象が不変で無くなることはもう、真新しさや驚きは薄れてきているかもしれないが
いろいろな事柄への多角的な目線、俯瞰した目を持つことは『見る』という行為自体を変えてくれると改めて実感している。