AFT2020

ヤンキーと地方都市についての考察


「ヤンキー」と呼ばれる人々には、いくつかの特徴がある。

例えばタバコやアルコールの類を大量に摂取する。
例えば所構わず大音量の車やバイクを乗りまわし近隣に迷惑をかける。
例えば仲間とつるんで生活し、仲間の危機には自らの危険を顧みず助けに行く。
例えば地元の商業施設でたむろし、地元最高!と都会への興味を抱かない。
例えば若くして子供を多く授かり、その子供もやんちゃに育てる。
例えばトラックの運転や工事現場で働き、少ない給料でも自分達なりに楽しく生活する。

一方で、現在衰退の一途を辿る地方都市が日本にはいくつも存在する。

都市が衰退を始めると、
商業など生活の一部を担う企業が次々と撤退し、生活がしづらくなる。
段々と居住者が減るにつれ、撤退の勢いは加速する。
街は歯抜けとなり、残された居住者相互のコミュニケーションが物理的にも難しくなる。
かといって自治体も財源に乏しく、インフラの整備を行うことすらままならない。
数少ない若者は高校卒業と共に上京し、都会で家庭を持つ。
残されるのは、孤独死を待つ老人のみ。
と、こんな状況だ。

さて。
酒やタバコはその大半が税金であり、
絆を大事にするヤンキーは、コミュニケーションの機会を多く持つ。
少子化とは縁がなく、「地元での生活・地元での消費」にこだわる。
やんちゃはしても、仲間・家族の幸せを願い、それに必要な仕事は人並みにこなす。

地方都市の衰退を食い止められるのは、ヤンキーなのかもしれない。