AFT2020

masquerade

 

渋⾕と聞くと渋⾕駅周辺のみをイメージし、若者の街で⼈がごった返す騒がしいところという印象しかない。
渋⾕を狭く⾒てしまっている⾃分がいる。
90 年代後半から00 年前半の学⽣時代を、渋⾕駅周辺で遊び惚けていたので仕⽅ない。

流⾏りの服を着て、⼤勢でたむろし、バカ騒ぎをする、今も昔も根本は変わらない街。
そして、誰もがすこし背伸びして訪れる街。
ありきたりの表現だが、⼼に仮⾯をかぶっている、⾒えない⽣きた仮⾯をかぶっている。

渋⾕区は「渋⾕区基本構想」のなかで、渋⾕が世界を変えると⾔っている。
区内には、多彩な表情をもった地域が共存していて、東京の最先端を象徴する地域、
ファッションをリードする地域、昔ながらの⼈情味あふれる地域、閑静な住宅地域な
ど、地域にも多様性があるとも。

⼈と同じく、渋⾕という街⾃体も仮⾯をつけて背伸びをした街なのだろう。
ハロウィンだけでなく、⼀年中仮装をする街。
⼤型都市開発も進み、インフラが整備され、渋⾕という名のブランドを⾝にまとい、情緒は消えていく。