【宿泊】ホテル・旅館業界

Q. ホテル・旅館業界の動向について

【業界概要】
■ホテルは、価格帯と立地により、シティホテル、ビジネスホテル、エコノミーホテル、リゾートホテル・旅館の大きく4つのカテゴリーに分かれ、それぞれで施設環境設備が大きく異なる
■カテゴリーごとにターゲット層が明確に異なる
■近年では外国人観光客がビジネスホテルに宿泊することも多く、客室単価は上昇
■チェーン展開するホテル事業者の事業形態は、所有直営方式、リース方式、マネジメント・コントラクト(運営委託)方式、フランチャイズ方式の4つに分類される
■ホテル業界における特徴として、婚礼を含む宴会部門やレストランなどの料飲部門の売上比率が高い(特にシティホテル)
■利用しやすいカジュアルなブッフェ方式レストランを導入するなど、宿泊客以外にもランチでの利用客などを増やす取り組みを行っている
■販売チャネルは、宿泊施設への直接予約、旅行代理店、宿泊予約ウェブサイトなどがあるが、近年ではネット予約が増加傾向にある(価格競争が激化するというデメリットも生じている)

【市場環境】
■2015年の国内旅行の宿泊部門における消費額は2兆4,087億円(インバウンド需要除く)
■市場の約6割をホテルが占め、3割弱が旅館となっており、旅館は徐々に構成比が減少
■ホテルの分類別にみると、ビジネスホテルの宿泊者数は1億7千万人超で全体に占める割合は43%と最も多く、直近でもインバウンド需要に伴い増加傾向にある
■震災直後の稼働率は、シティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルが回復したのに対し、旅館のみ低水準のまま推移




【競争環境】
■リゾートホテル・旅館でも都市部と同様、伊東園ホテルなどの低・中価格帯ホテルと、星野リゾートなどのラグジュアリー追求型ホテルに分かれている
■各社が新規出店を拡大、かつホテル間での差別化が難しいため、競争が激化
■外資系ラグジュアリーホテル参入によりハイエンド市場で競争が激化
■老朽化や参入する外資系ホテルに対抗するため、2000年以降ホテルの改装・建替えや新たなホテルの開業が続いている
■フィットネスクラブやエステサロン、スパなど新しい付加価値的サービスを新設し、ワンランク上の開発も増加傾向


※出典:厚生労働省・観光庁・国土交通省・東洋経済・各社IR

Q. ホテル・旅館業界において、施設・商品・サービス開発を行う際に必要性が高いことは何?

【必要要素】
■商圏における「明確化したターゲットの母数確保」
■商圏内での「価格帯・商品・サービス・ターゲット」を「競合と差別化」しブランドとして確立する
■「インバウンド需要・ハレの日需要」を見込んだ戦略
■「付加価値」を持たせた施設開発や商品・サービス提供
■「立地の特性」を活かしたブランディング